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活動紹介
●コンクリート診断士の主な活動分野
(1)構造物の点検と劣化診断
コンクリート構造物は中性化、塩害など多様な劣化原因により徐々に劣化が進行し、ひび割れ等の変状が現れます。
コンクリート診断士は、点検・診断でこれらの劣化原因の特定と劣化の程度を適切に評価・判定致します。
○維持管理計画のためのデータの収集
複数のコンクリート構造物を維持・管理する場合には、統一された基準で個々の構造物の現状を把握し、それらの記録を一元的に管理することが大切です。
橋梁をはじめとする道路構造物、樋門等の河川構造物、防波堤・岸壁等の海洋構造物などの外観目視調査を行い管理台帳を作成致します。
○専門的調査・分析の実施
診断のためには、症状に応じて以下のような様々な専門的調査・分析が必要になりますが、診断士はこれらの手法にも精通しており、的確な組合せで調査を致します。
・ひび割れ調査:
・弾性波試験:ひび割れ深さの測定(超音波法)
・鉄筋探査等の非破壊試験:床版の鉄筋探査(電磁誘導法)
・その他の詳細調査:
一軸圧縮強度試験、鉄筋腐食調査、中性化深さ試験、塩化物イオン含有量分析、アルカリ骨材反応関連試験、化学成分分析など。
○劣化予測
調査結果を基にコンクリート構造物の劣化原因を特定したうえで、現在の構造物の状況を把握・評価し、今後の性能について予測・評価を行います。
(2)補修・補強方法の計画
劣化が進んだコンクリート構造物に対する的確な補修・補強方法は診断と密接な関係があり、診断士は調査・診断結果に基づき最適な補修・補強方法を提案致します。
(3)教育・講習の支援
コンクリート構造物の検査・維持管理に係る技術者の教育に、経験・知識の豊富な診断士をお役立てください。最適な人材を派遣致します。